左の図のように、現実の世界(ビル)に情報が埋め込まれているような状況を想像してください。 この例では、ビルのレストランの宣伝情報、一方通行の交通標識、そして打出の小槌を持った大黒様が居ます。 これらの情報(宣伝の文字と画像、標識画像、大黒様の画像)を実際にはそこにないにもかかわらず、仮想的に存在するもの、という意味で 仮想情報 と言います。 そして、仮想情報が集まって作られている世界を 仮想世界 と呼びます。左の例の場合、三つの情報には関係性がないので世界を構成しているとは言いにくいですが、これらが関連する情報であれば(例えば、交通標識の集合であれば)、それを一つの世界と考えます。 この仮想世界は、その場に居る複数の人々が同時に見ることができる状態になっていることから、共有仮想世界と言えます。 |